2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧

将来の難題

本書の最後に8つの問いがある。そのうち6〜8は次のようなものである。 6. 不妊問題のゆえに、あなたとあなたの配偶者は先端的な対外受精を用いて子供を産もうとしていると想像して欲しい。あなたたちは、10数個の見たところ健全な、数細胞期の胚をつくり、そ…

最後の人類

本書は、ビル・マッキベン『人間の終焉』の中で、最も多く引用されている。もちろん相反する(テクノロジーを推進する)方向である。しかし、書店で1〜2ページを立ち読みしてみると、棚に戻して去るにはしのびない魔力があった。立ち読み部分の概要をご紹介…

それでもヒトは人体を改変する

それでもヒトは人体を改変する作者: グレゴリー・ストック,垂水雄二出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2003/12/19メディア: 単行本 クリック: 6回この商品を含むブログ (12件) を見る

人工蛋白の膜の夢は実現可能なのか?

ずーっと気になっていたことがある。2007-3-26のダイアリーにも書いてある。石炭を水素と二酸化炭素に分離して、水素を燃料とするゼロ・エミッションの発電所のことである。この場合も、水素と二酸化炭素を分離しておく膜が未解決のようだった。 17年前の次…

地球温暖化・科学に希望はあるか?

CO₂などの温室効果ガスは、累積値が問題なのだ。現状から30%減でも50%減でも、累積値は増えていくのである。 CO₂排出量を期間と削減比率を決めて、約束を果たそうという姿勢はもちろん必要だろう。野放しでは、急速に人類破滅に向かうのではと、誰もが…